皆さまこんにちは。ビレッジ村民の喫茶マチカド野間です。5月24日(月)喫茶マチカドのケアマネージャーが研修を受講してきましたのでご報告します。
私たちの事業所を南北に挟んだ「鶴間地域」と「南林間地域」をカバーする2つの地域包括支援センターさんと喫茶マチカドとの合同研修でした。テーマは『権利擁護と生活保護』
高齢者世帯において、オレオレ詐欺、訪問販売など様々な事件や不当な契約をさせられてしまうニュースは毎日のように耳にする所です・・・
高齢者世帯・独居・認知症状・障がいなどの状況で適切な判断が出来ない場合どのような事が実際に起こり、対応はどのようにしていけばいいのか・・・
2つの事例を元に考えさせて頂く機会でした。またコロナ禍でのご家族の就業状況の変化とストレスなどが背景となり増えている可能性がある虐待(身体的・精神的・経済的)や、同じくコロナ禍で増えている生活保護の状況についても情報共有する事が出来ました。(鶴間・南林間地域は大和市11地域の中で3番目4番目に保護世帯が多い)
権利擁護については、後見人制度の活用もますます必要になり、利用までの過程についても知っておく必要があるとあらためて感じました。
医師の診断書や本人の認知度のレベルの判定などのプロセスと、申し立て費用の工面なども課題になりますが、金銭面では「法テラス」を利用してカバーする対応もあるとの事。
まずは地域の人やケアマネージャーが必要性に気付き、地域包括支援センターなどに相談していく事が大事な一歩と確認しました。
虐待も愛情があるだろうから・・・など中途半端な判断で見逃してしまわず不安を感じたらまずは身近な所に相談(近所の方・民生委員・ケアマネ・包括・市役所など)して、早い段階で対応(悩みを聞くことや介護サービスの利用など)が出来るよう情報共有が大切ですので、どんな事でも心配な事があったら「一人で抱えこまず」相談し合っていきましょう。